ビックリたぬき-製品改良のお知らせ

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新型火薬皿(上)と従来品(下)
溶接部分がなくなり、一体型に
なったことで耐久性が向上。

作動の図

シカにゲンコツの作動の様子。
対象獣が糸に触れると作動

平成25年8月28日

中山間地の有害獣を懲らしめる、
「シカにゲンコツ」、「たぬきギャフン」
の改良版を発売開始

長野県の野生鳥獣被害は12億円超

 長野県の2013年度の野生鳥獣による被害は12億6000万円。ニホンジカによる被害は4億4400万円になります。
 これ以外に集計に入らない家庭菜園の被害があります。シカやイノシシ、サルにより繰り返しもたらされる田畑の被害に根気負けし耕作をやめる、耕作放棄地の増大も問題になっています。
 飯伊地域のトタンで囲んだ畑で草を取っていたお婆さんの、「ここでは、人間がどんどん小さくなって生きてるだよ」という言葉が状況を端的に表しています。

音と煙と臭いでギャフン

 「シカにゲンコツ」は 大型獣、「たぬきギャフン」は中型獣向けで、競技用紙雷管やミニ雷管を装着し、圃場にさして有害獣を追い払う製品です。何年ものテストを経て、設置が簡単で、効果がある追い払い器具を開発。今回、さらに火薬皿を改良しました。
 一昨年からフィールドテストを行いながら、県内の市町村で野生鳥獣被害の情報を得るとともに、本年から本格的に県内の営業を開始。 JAみなみ信州、JA上伊那の経済部、支所の営農資材センターなどで販売活動を進めています。
 

実際の反応は

 本製品は、フェンスやネットなどのような物理柵ではなく、電気柵と同様に心理柵として効果を発揮します。心理柵ですから、仕掛けてあることを対象獣にはっきりと見せることで、さらに効果が発揮されます。
 動画サイト(Youtube)で、 「シカにゲンコツ」に驚いて逃げるシカや、警戒して侵入をあきらめるシカの動画などを紹介しています。「シカにゲンコツ」の検索でごらんになれます。

「まずいぞ! シカの足跡だ!」

 憎い有害鳥獣に一矢報いたいとき、「やったぞ! 懲りたろう」と鬱憤をはらせる商品です。 ただいま、テストで好評の、守備エリアを左右に広げる補助金具をサービスしています。

効果などは写真ではわかりにくいと思います。「シカにゲンコツ」で検索してみてください。
実際にシカが逃げる様子学習したシカの反応などの様子がご覧になれます。
2013年8月28日 by ぽこた