防護柵:野生鳥獣被害対策

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防護柵・防護ネット

野生鳥獣額対策の防護柵は、簡便なネットを使ったネット柵をはじめ、イノシシ向けのトタン板柵、ワイヤーメッシュ柵、金網フェンス柵、電気柵(電気牧柵)などさまざまある。イノシシ、シカ用の防護柵は地面に接して設置するが、サルは柵をよじ上ったり飛び越えたりするため、電気柵の併設が必要となる。

いずれの防護柵も、低いと飛び越えられるので、イノシシ向け1.5m、シカの場合2m以上にするなど、ある程度の高さが必要となる。(山梨県の基準イノシシ1.5m、シカ2.3m)
また、地面に接した部分からもぐり込むことがあるため、たらしたり埋めたりするなどの工夫が必要な場合がある。

防護ネット

シカやイノシシが噛み切りにくいよう、ピンと張らず、緩めにはるとよいと言われる。
ホームセンターでは50mのネット(高さ1.5m)が3,000円弱で販売されている。2m高さのネットは4,000円弱である。ネットの弱点は支柱である。野生獣が柵に体当たりして通過しようとすることがあるので、強度がない支柱、地面への差し方が少ない支柱は引き倒されてしまう。

ネットの張りにかかわらず、突進した牡シカの角が絡んで動きが取れなくなる場合がある。人が近づくと暴れ回り危険なため、猟友会に依頼し止め刺し(止め矢)を頼むことになる。

通称「デンボク」 – 電気牧柵による防護柵

溶接金網を使った防護柵

シカによる被害の対策に使われる「丈夫な防護柵」に溶接金網が利用される。
溶接金網は建築の基礎工事でコンクリートを補強するために使われる資材である。防護柵には、線直径5mm、溶接幅100mmの溶接金網を使うことが多い。
設置方法は、

  1. 鉄棒を打ち込み、その鉄棒にパイプを被せる。
  2. パイプに溶接金網を固定する。
  3. パイプの上部から隣のパイプまでを横にパイプを渡し連結する。
  4. 横に渡したパイプに、溶接網の上部を固定する。

などがある。
役場で資材を買いそろえ、住民が参加して設置するケースが多い。
人件費別で設置コストは1万円を軽く下回るほど安価で防護柵が構築できる。

基礎工事を伴う防護柵

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2013年7月11日 by ぽこた