追い払いの実際(1)

「シカにゲンコツ」で追っ払った

「シカにゲンコツ」を使った追い払いの実際の動画が撮れている。
馬鈴薯を収穫したあとの畑に、雄シカが現れた。
収穫の後に生えた雑草の若芽や、掘り残しの馬鈴薯をかじったりするのだ。
草を食べながら残してあった「シカにゲンコツ」に近づいて糸に触れ、逃げる様子が撮影されている。

撮影は、映像撮影のみ可能なカメラで行っているため、音声の録音はできない。
動画の「バン」という音は、アフレコで重ねたものである。
音圧レベルを上げているため景気の良い音になっているが、特に撮影場所のような開豁地(かいかつち)では音が拡散し、実際は軽い「パン」というような音に聞こえる。

足下で鳴ることに意味がある

張ってある糸は長くても片側4m程度であるため、鳴るときはシカはすぐ近くにいることになる。
あまり大きな音でなくても、いきなり足下で鳴ればとても驚くのは当然である。
この場合は耳元になるので、かなり慌てたことと思う。
仕掛けてあった火薬は、運動会や陸上競技大会で使われる競技用紙雷管である。

雑草の刈り払いをしていてうっかり糸に触れ、足下で「パン」とやられれば、仕掛けた本人でも大いに驚く。

追い払いの実際(2)に続く。

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2013年7月30日 by ひょんた