どうして「シカにげんこつ」ができたか

6月のある日、かみさんから携帯にメールがとどきました。
「ジャガイモの葉っぱが半分ないっ!!」

「え、えぇ!。ど、どうしよう」
アセって返したメールに再び携帯が鳴り、返事が来ました。
「まだ半分残ってる」

畑に行ってみると、ジャガイモの葉っぱの上半分がなくなっています。
「いったい誰がこんなことを」
残っていた足跡の特徴を見て近所の猟師さんに聞きました。
「そりゃシカだな」
「誰が」ではなくて「何が」でした。シカが食べていたのです。
ですが、近所でもジャガイモの葉などは食べられたことはないそうです。
どうすればいいかと聞いたのですが、
「まあ、しばらくは来ないから、そのうち葉がこわく(硬く)なれば食べなくなるさ」
と言われて、様子を見ることにしました。

葉っぱが半分になったジャガイモですが、それからはスクスクと大きくなり、てんとう虫のような虫に葉っぱを齧られてもめげず、りっぱな木?に育ちやがて枯れていきました。

土の中には使いやすそうな小ぶりのジャガイモがほどほどでき、八月に入り暑い日差しの下で立派に収穫ができました。

掘ってしまえば終わりです。ほかの作物を作る予定もないので、取り残したジャガイモはほったらかしにしました。

お盆をすぎたある日、ジャガイモ畑にいきました。ジャガイモ畑だったところです。

また「何か」がきて掘り起こした後を歩き回った足跡がありました。

しかも、残っていたジャガイモが掘られて、上半分がなくなっていました。生きながら食べられたような格好でした。無惨なりぃ。まあジャガイモは気にしないでしょうが。

その後、サツマイモを食べられた。大豆と小豆を食べられた。トウモロコシを食べられたというのがあるのです。

続く(かな)

2013年6月25日 by ぽこた